酒やけの原因と治し方を会員制ラウンジ嬢が解説!接客で酒やけしたときの対処法
「酒やけで声がガラガラ…」
「仕事で毎日お酒を飲みながら酒やけ予防はできる?」
「酒やけになった喉をすぐに直す方法を教えて!」
会員制ラウンジをはじめとしたナイトワークでは、接客中にお酒を飲む必要があります。
いくら仕事とはいえ、お酒を飲みすぎれば酒やけで声がガラガラになってしまうこともあるでしょう。
酒やけすれば声が掠れたり低くなったりするので、お客様から見ても酒やけした女性は敬遠され、魅力も半減してしまいます。
ナイトワークはお酒を飲むことはもちろん、お客様とおしゃべりすることも重要な仕事だからこそ、酒やけには気をつけたいところです。
今回は会員制ラウンジ嬢が知っておきたい、酒やけの原因と治し方・対処法について解説します!
目次
会員制ラウンジ嬢が酒やけしてしまう原因とは
そもそも酒やけはどのようにして起きるのか、原因や症状がよくわからない方は多いのではないでしょうか?
まずは会員制ラウンジ嬢が酒やけしてしまう原因について、3つ解説します!
酒やけは接客中のお酒の飲みすぎによる喉の炎症
酒やけはもともと「過剰な飲酒(アルコール摂取)により顔が赤くなり炎症したように見えること」を指す言葉でした。
これはアルコールにより皮膚が赤くなることが原因で、現在も飲酒により顔が赤くなることを「酒焼け」と呼びます。
お酒を飲むとすぐに顔が真っ赤になってしまう人もいますよね
ですがナイトワーク業界やお酒好き界隈では、過剰な飲酒により発声や喉の調子に支障を来すことを「酒やけ」と呼ぶことも多く存在します。
酒やけの主な症状
- 声が掠れてガラガラになる
- 声を出すたびに喉に痛みを感じる
声や喉の痛みに関する症状は医学的根拠がない症状とされていますが、会員制ラウンジなどのお酒の場では、飲酒により酒やけの症状を招く可能性が十分に考えられます。
そのため声や喉の痛みを招く「酒やけ」は、会員制ラウンジ嬢が十分に注意したい症状です。
水分不足や大声による喉の乾燥
酒やけは以下の原因により、喉が乾燥してしまうことで起きます。
酒やけの主な原因
- 飲酒により体内(喉)の水分不足が起きるため
- 水分不足な状態でお客様と会話するため
- 飲酒により排尿しやすくなっているため
お酒は液体であり、飲酒により水分補給ができていると思われがちですが、アルコール分解には大量の水分が使われるため、お酒は飲めば飲むほど体は渇いていきます。
さらに会員制ラウンジはお酒を飲みながらお客様とのおしゃべりを楽しむ場所です。
飲酒すると人は耳が遠くなり、お酒の入ったお客様には大声で話しかけないといけないだけでなく、声量のコントロールが難しくなります。
そのため接客中にお酒が入れば、喉を酷使しやすく声がガラガラになってしまうでしょう。
またアルコールを摂取すると抗利尿ホルモンが抑制され、普段よりも排尿しやすい状態になります。
これにより体内の水分はどんどん足りなくなり、水分不足や喉の乾燥はさらに加速化します。
タバコの副流煙により喉が乾燥する場合もある
喫煙人口はどんどん減っていますが、会員制ラウンジは年齢層の高いお客様も多く、喫煙者の割合はまだまだ多いです。
基本的にはどのお店もお客様の店内での喫煙をOKしているため、副流煙を吸ってしまい喉がガラガラになってしまう場合もあるでしょう。
「お酒は控えているはずなのに酒やけになってしまった」という場合は、タバコの副流煙が原因かもしれません。
とくに接客するお客様にタバコを吸う方が多い場合は、酒やけ対策を念入りに行うことが大切です。
二日酔いも会員制ラウンジ嬢の天敵!二日酔いの予防策と対処法をまとめて解説
会員制ラウンジ嬢が酒やけにならないために普段からできる予防法
会員制ラウンジでは飲酒やタバコ、お客様との会話など酒やけしてしまう原因が多くありますが、だからといって実際に酒やけしてしまうと、会員制ラウンジ嬢としての魅力は半減してしまいます。
そのため会員制ラウンジで働くなら、酒やけで声がガラガラになってしまわないよう、普段から予防しておくことが大切です。
ここでは会員制ラウンジ嬢向けの酒やけの予防方法を4つご紹介します!
しっかりと水分補給する
酒やけは喉の乾燥が原因で起きるものなので、しっかりと水分補給して乾燥に備えましょう。
水はプライベートではもちろん、出勤中も同様です。
控室に水を用意しておいて、戻るたびに少しずつ飲むことで体が乾かないように対策することがポイントです。
水は常温で用意すれば、体を冷やさずに水分補給できますよ♪
水分補給は酒やけ予防だけでなく、悪酔いや二日酔いの防止、エアコンやタバコの煙による肌荒れや乾燥を防ぐうえでも必要です。
また会員制ラウンジ嬢は夜間の接客や飲食によりむくみやすいため、むくみ予防の点でも水分補給は欠かせません。
酒やけ予防や美容のためにも、こまめな水分補給は欠かさず行いましょう。
飴を舐めて唾液を分泌させる
酒やけによる喉の痛みや声の掠れは乾燥が原因のため、口内や喉が十分に潤った状態になるよう、ケアしておきましょう。
そのうえで取り入れたい習慣が、飴を舐めることです。
飴を舐めれば唾液が分泌されるため、接客前後に飴を1つ舐めれば、喉の乾燥や予防を目指せるでしょう。
普段から飴をいくつか持っておけば、喉の乾燥が気になるときにすぐに舐められるので、バッグのなかに常備しておくことがおすすめです!
喉の乾燥対策に飴を用意するなら、のど飴やトローチはもちろん、普通のフルーツ飴などでも問題ありません。
ただし食べすぎは糖分過多や太る原因にもなってしまうため、1日1〜2粒に留めておきましょう。
度数の高いお酒の飲みすぎは避ける
アルコールを摂取すればするほど分解に大量の水が必要となるため、度数の高いお酒の飲み過ぎは避けましょう。
とくに度数の高いお酒は摂取できる水分量に対してアルコールの摂取量が多いため、水分不足はさらに加速化します。
悪酔いの原因にもなるため、ドリンクを頼む際は度数の高いお酒を避けることが大切です。
度数が高すぎないお酒の例
- キティ(赤ワイン+ジンジャーエール)
- ファジーネーブル(ピーチリキュール+オレンジジュース)
- ジャスミンハイ(焼酎+ジャスミンティー)
以上のカクテルは度数が低いだけでなく、アルコールがほとんど入っていなくてもバレにくいものでもあります。
お店によってはキャスト用ドリンクにアルコールをほとんど入れない場合もあるので、事前にお店と相談しておくのもおすすめです♪
会員制ラウンジ嬢が酒やけになってしまったときの対処法
どんなに予防していても、お酒の飲み方や対応したお客様、その日の体調次第では酒やけしてしまう可能性はあります。
酒やけは仕方がないこととはいえ、声がガラガラなままではお客様からも敬遠されてしまうので、もしものときは早く治せるよう適切に対処しましょう。
万が一酒やけで声が掠れてしまったときの対処法を、4つ紹介します。
加湿器を活用して室内の乾燥を防ぐ
喉の乾燥は酒やけに直結するため、自宅では喉を乾燥させないよう、加湿器を活用して湿度を保ちましょう。
とくに睡眠中は喉が乾燥しやすいため、寝室の湿度を調整して乾燥を防ぐことが大切です。
加湿器は大型・高機能なものから、卓上や枕元に設置できるコンパクトなものまでさまざまあります。
気分を上げたい場合は、アロマオイルに対応したものやライトアップ機能があるものを選ぶのも良いですね♪
室内の環境や必要なシーンに合わせて加湿器を設置して、室内の環境から喉の乾燥に対処しましょう。
はちみつを意識的に摂取する
「喉に良い」とされている食材にはさまざまなものがありますが、なかでもおすすめなのがはちみつです。
はちみつは粘膜の健康維持に必要なビタミンB群をたっぷり含んでおり、喉の粘膜への対処にぴったりな食材だといえます。
食べ方は食事や飲み物に混ぜるのはもちろん、直接舐めるのも良いでしょう。
とくに乾燥してしまった喉に対処したいときは、スプーンで1〜2杯直接舐めるのもおすすめです。
なかでもおすすめの方法が、退勤後にホットミルクやミルクティー、生姜湯にはちみつを1〜2杯混ぜて飲む方法です。
温かい飲み物は体を温めるだけでなく、リラックス効果があり寝つきを良くする効果も期待できるので、睡眠の質を高めて体調を整える点でも役立ちます♪
温かい飲み物や食べ物を摂る
酒やけにより声がガラガラになったり、喉がイガイガしたりしているときは喉を温めることもポイントです。
そのうえで大切なのが、ホットミルクをはじめ温かい飲み物や食べ物を摂ることです。
酒やけした翌日に摂りたい食事
- はちみつ入りのホットミルクや温かい緑茶、紅茶
- 温かいうどんやおかゆなど消化に良い食べ物
食事内容に決まりはなく、基本的には好きなものを極力温めて食べることがポイントです。
ただし香辛料の効いたカレーやラーメンなど、刺激の強い食べ物はかえって喉を痛める原因になるので、喉に負担がかかりづらいものを積極的に選んでください♪
漢方薬で喉の痛みや炎症に対処する
酒やけで喉を痛めたときは、漢方薬を飲んで喉を労わるのもおすすめです。
酒やけにおすすめの漢方薬
- 甘草湯(かんぞうとう)
- 麦門冬湯(ばくもんどうとう)
- 駆風解毒散(くふうげどくさん)
これらの漢方薬から無理なく飲めるものを選んで常備しておけば、もし酒やけしたときもすぐに喉を労われます。
もちろん漢方薬には体やほかの薬との相性があり、人によっては服用を避けるべきものもあります。
初めて漢方薬を飲む際は、かかりつけの医師や薬剤師に相談してから判断するのも良いでしょう。
酒やけが不安なときにやってはいけないこと
酒やけを予防したり早く治したりしたいときは、適切な対処法を取り入れることはもちろん、喉に負担がかかることを避けるだけでも回復は早まります。
ここでは酒やけが不安な方や酒やけに悩まされている方が意識しておきたい、酒やけを防ぐため控えたいことを3つご覧ください!
水分補給のためにお酒や炭酸飲料を飲む
酒やけを防ぐには水分補給が大切なため、接客中はもちろんプライベートでも積極的に水分補給をすることが大切です。
ですが、以下の飲み物は水分補給には不向きです。
酒やけ予防には伏せるべき飲み物
- お酒やアルコール類
- 甘いコーヒーやココア
- 炭酸飲料
アルコール類やカフェイン・糖質は、消化分解に多くの水分を必要とするため、水分補給には不向きです。
とくにアルコール類やカフェインは排尿を促すはたらきがあり、体内の水分がどんどん出ていく原因となるため、水分補給が目的の場合は避ける必要があります。
また酒やけしているときは喉に負担がかかっているため、口内や喉への刺激が強い炭酸飲料にも注意が必要です。
とくにコーラをはじめ甘い炭酸飲料はカロリーが高いだけでなく、糖分を過剰に摂取する原因にもなるため、酒やけ対策や美容を考えるうえでは飲む量を調整しましょう。
水分補給の際は、常温または適度に温かい水がおすすめです。
大声で会話やカラオケを楽しむ
お酒を飲むとつい大声で会話をしてしまったり、カラオケで熱唱してしてしまったりすることもありますよね。
ですが喉を酷使すれば酒やけに直結してしまうので、大声での会話やカラオケは極力控えましょう。
でも大声を出さないといけない場面もありますよね?
たしかにお客様との会話やカラオケなど、大きな声を出さないといけないシーンはあります。
ですがそのときは大声を出すのではなく、お客様に耳に近付いて伝えたり、身振り手振りを加えて話をわかりやすくしたりするなど、大声を極力出さない工夫を取り入れてみてください。
もちろんお店の雰囲気や風習によって、大声の必要性は変わります。
お店のルールや雰囲気も確認しながら、喉を労わる工夫を取り入れましょう。
カラオケを使った接客術はこちらで解説!選曲のコツと歌いたくないときの対処法を詳しく見る
喉や身体を冷やしてしまう
喉や身体を冷やすと、酒やけが悪化したり症状が長引く原因となったりするため注意が必要です。
酒やけは喉の炎症が原因ですが、冷やせば血行不良を起こし、炎症の修復が遅れてしまうでしょう。
酒やけを治したいときは、酒やけの悪化や長引く原因となることは極力避けることが大切です。
そのため酒やけになったときや意識的に予防・対策したいときは、なるべく喉や身体を温めるよう過ごし方を工夫しましょう。
身体を温める工夫
- 水分補給の際は温めたお湯や白湯を飲む
- なるべく厚着をして身体を冷やさないようにする
- 毎日入浴して身体を温める
ちょっとした習慣を取り入れるだけでも、身体を冷やすリスクは避けられます。
無理なく続けられる習慣を取り入れることで、酒やけの早期回復・予防を目指しましょう。
念入りに対策して酒やけ知らずの会員制ラウンジ嬢を目指そう♪
会員制ラウンジでは飲酒やタバコの副流煙など、声がガラガラになるいわゆる「酒やけ」に悩まされる女性が多いです。
酒やけは過度な飲酒を控えるほか、喉の乾燥を防ぐなどの工夫で予防できるので、会員制ラウンジで働くときは、酒やけの予防や対策をしながら働きましょう♪
会員制ラウンジで働くなら、仕事に専念できるよう自分で働き方を工夫するのはもちろん、働きやすいお店を選ぶことも大切です。
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