ガールズバーとはどんなナイトワーク?仕事内容や給料システム・キャバクラとの違いを解説
「ガールズバーってどんなお店なの?」
「ガールズバーのバイトはおすすめ?」
「ガールズバーはどれくらい稼げるの?」
ガールズバーはナイトワークの1種で、女性キャストがバーテンダーとしてお客さんにカウンター越しでお酒を振る舞うお店を指します。
ナイトワークのなかでも比較的カジュアルで、お客さんとキャストにも距離が取られていることが特徴です。
今回はガールズバーとはどのような業態のナイトワークなのか、女性キャストの視点から詳しく解説します。
目次
ガールズバーとは?女性キャスト視点から解説
ガールズバーとは、女性キャストがカウンター越しにお酒を提供しながらお客さんと会話を楽しむナイトワークを指します。
ガールズバーとは
- 仕事内容:カウンター越しにお酒を提供しながら会話すること
- 給料システム:時給制に加えて売上に応じたバックが付く
- キャストの傾向:バイトや副業で入る20代前半の女性が中心
- 営業時間:深夜や早朝まで長時間営業しているお店が多い
- 客層:20代〜50代の幅広い年齢の男性が来店する
まずはガールズバーとはどのようなお店なのか、ポイント別に解説します。
仕事内容:カウンター越しにお酒を提供しながら会話すること
ガールズバーの主な仕事
- 注文の入ったお酒(カクテル)を作って提供する
- 店内でお客さんとお酒を飲みながら会話を楽しむ
- 店内清掃や会計などの雑務を行う
- 店外でビラ配りや呼びかけを行う
ガールズバーの女性キャストの主な仕事は、カウンター越しにお酒を提供しながら会話を盛り上げることです。
ガールズバーはあくまでもバー形態のお店であり、女性スタッフはバーテンダーとして働くことが主な特徴です。
客席に座って仕事はできませんが、カウンター越しでありお客さんと適度に距離を取れる点から、ナイトワークのなかでもカジュアルな業務形態のお店と分類されています。
一方で、店内清掃やビラ配り(呼びかけ)などの雑務もキャストが担当するお店が多い点は知っておきたいポイントです。
給料システム:時給制に加えて売上に応じたバックが付く
ガールズバーの給料は基本的に時給制であり、東京都内では以下の相場で働けます。
ガールズバーの給料相場(都内)
- 時給:1,500〜2,000円
- ドリンクバック:1杯200〜500円
時給は店舗や本人の売上(業績)によって変わり、東京では時給2,000円前後のお店が多いです。
また、お客さんがキャスト個人のために注文したドリンクやボトルの売上金額によってバック(ボーナス)も発生する点が魅力です。
これにより、ガールズバーは一般的な居酒屋や飲食店よりも効率的に稼げる点でも注目されています。
キャストの傾向:バイトや副業で入る20代前半の女性が中心
ガールズバーのキャストとして働く女性は、20代前半が中心です。
特に大学生や専門学生、フリーターなどバイト感覚で始める女性が多い傾向にあり、昼間は学業や別の仕事をしている方が少なくありません。
これはガールズバーの営業時間が揃っており、仕事内容も比較的ソフトであり初心者でも働きやすいことが起因しています。
特に大衆向けのガールズバーはコミュニケーションや接客スキルが重視されるため、飲食店でのバイト経験があれば挑戦しやすいナイトワークです。
服装や髪色・メイクも自由なため、無理なく始められることから、ナイトワーク初心者や副業・バイト感覚で始める方が多いことがガールズバーの特徴です。
営業時間:深夜や早朝まで長時間営業しているお店が多い
ガールズバーは夕方18時頃から営業が始まり、翌朝4〜6時まで営業しているお店が多いです。
一般的に、キャバクラやクラブなどのナイトワークは風俗店営業にあたり、地域ごとの条例から深夜0時〜1時前後に営業を終了せざるをえません。
しかしガールズバーはバー形態の飲食店であり、飲食店または深夜酒類提供店に分類されるため、営業時間の制限がないお店が多いです。
そのため、営業時間が長く副業や学生バイトでも働きやすいほか、フルタイムで入ってしっかり稼ぎたい女性も在籍しています。
客層:20代〜50代の幅広い年齢の男性が来店する
ガールズバーはカジュアルな業態のお店で、キャバクラや高級クラブよりも価格帯も安いため、20〜50代の幅広い年齢層の男性が来店することも特徴の1つです。
大学生やビジネスマン、中高年まで客層は幅広く、お客さんから見ても立ち寄りやすいお店として人気があります。
多くのお客さんはキャストと楽しく会話をしながらお酒を飲むことを目的としており、特に若い世代では友人同士で来店する場合も少なくありません。
そのため、ガールズバーで働く際は初対面のお客さんとカジュアルに話せるコミュニケーション能力がより求められるでしょう。
水商売で稼ぐならどれがおすすめ?業種ごとの違いや稼ぎやすさはこちらで解説
ガールズバーとキャバクラの違いとは
ナイトワークと聞いてまずキャバクラを思い浮かべる方も多いでしょう。
ガールズバーとキャバクラでは、主に以下のポイントで働き方に違いがあります。
ガールズバーとキャバクラの違い
- 接客方法:ガールズバーは立って接客/キャバクラは座って接客
- 服装:ガールズバーはカジュアル/キャバクラはドレスが基本
- 給料:ガールズバーは時給2,000円前後/キャバクラは時給4,000円から
ガールズバーとキャバクラの違いについて、ポイントごとに解説します。
接客方法:ガールズバーは立って接客/キャバクラは座って接客
ガールズバーは飲食店であり、基本的には常に立って接客します。
営業時間が長く深夜帯〜早朝まで営業している店舗も多いため、長時間の立ち仕事が必要である点は知っておきたいポイントです。
立ち仕事だからこそ、ある程度お客さんと距離を保てることは魅力ですね♪
一方でキャバクラは風俗店として営業しており、風営法に定められている「接待行為」を行えます。
接待行為の定義には「客席にお客さんと座って対応すること」も含まれており、立ち仕事の負担を減らせるでしょう。
ただし、座って接客する際は基本的にお客さんと体を密着させる必要があるなど、お客さんとの物理的な距離が近い点には注意が必要です。
服装:ガールズバーはカジュアル/キャバクラはドレスが基本
ガールズバーで働く女性キャストはカジュアルな服装である場合が多く、出勤前の準備も短時間で済ませられます。
服装はお店によって異なり、制服としてTシャツや衣装が用意される場合もあれば、私服で働ける場合もあるでしょう。
服装がカジュアルなため、ヘアメイクも必要ないお店がほとんどです。
一方でキャバクラは華やかで高級感のある店内に合わせて、ドレスを着ることが求められます。
ドレスに合わせてヘアセットも必要で、店内で受けられる場合は出勤日数に応じたヘアメイク代が給与から天引きされる場合が多いです。
服装や身だしなみの違いにより、営業時間前の準備や給与から天引きされる内容に違いがあるため、合わせて把握しておきましょう。
給料:ガールズバーは時給2,000円前後/キャバクラは時給4,000円から
都内の繁華街の場合、ガールズバーの時給は2,000円前後、キャバクラは時給4,000円前後と相場に大きな違いがあります。
これは店舗ごとの価格帯によるもので、リーズナブルで気軽に入店できるガールズバーは、ナイトワークのなかでも時給がやや低めに設定されていることが特徴です。
一方でキャバクラは高級志向なお店が多く、客単価が高い傾向にあります。
キャバ嬢個人の売上に応じたバックも付くため、頑張り次第でどんどん収入を稼げるでしょう。
ただし、売上次第で収入が変わるからこそ、多くのキャバクラではノルマやペナルティが定められている点に注意が必要です。
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ガールズバーの仕事がおすすめの女性
ガールズバーの仕事がおすすめの女性の特徴を、3つのポイントで紹介します。
ガールズバーがおすすめの女性
- 立ち仕事が苦ではない女性
- カクテル作りやお酒を飲むことに興味がある女性
- 初対面の男性とも楽しく話せる女性
ガールズバーで働くことに興味がある方は、合わせて参考にしてください!
立ち仕事が苦ではない女性
ガールズバーでの仕事は基本的に立ち仕事です。
基本的に従業員は客席に座れないお店がほとんどのため、カウンター内で立ちっぱなしでお酒を作ったり、お客さんと会話をする必要があります。
ハイヒールを履いての接客を求められるお店も多いため、長時間のシフトを入れれば長時間立ちっぱなしで働くことになる点は、知っておきたいポイントです。
そのため、ガールズバーキャストは立ち仕事に耐えられる・慣れている女性に向いている仕事だといえます。
カクテル作りやお酒を飲むことに興味がある女性
ガールズバーではお酒を提供することがメインの仕事であり、お店によっては豊富なカクテルメニューのレシピを覚えることも求められます。
そのため、お酒が好きな女性やカクテル作りに興味がある女性にぴったりな仕事です。
特にバーテンダーなどバーでの仕事やお酒に携わる仕事は、採用時からある程度の知識や技術、経験や資格が求められます。
しかし、ガールズバーは基本的に未経験も積極的に採用しているため、将来的にお酒に関する仕事に就きたいのであれば、実務経験を積みながら稼げるでしょう。
お客さんに勧められてお酒を飲む機会も多いため、お酒好きであれば楽しみながら働けることが、ガールズバーの魅力です。
初対面の男性とも楽しく話せる女性
ガールズバーで女性キャストがまずお客さんに求められることは会話です。
お客さんが楽しく会話をしながらお酒を楽しめるよう、会話をリードする力やフレンドリーな接し方が求められるでしょう。
そのため、ガールズバーはコミュニケーション能力が高い女性や初対面の相手でも緊張せずに接する力のある女性に向いています。
ガールズバーキャストとして働くポイント
ガールズバーで稼ぐために知っておきたい仕事のポイントを、3つの項目で紹介します。
ガールズバーで働くコツ
- お店の周辺を歩いてキャッチなどをしていないか確認する
- カウンター越しでもお触りには注意しておく
- 常に笑顔でお客さんの話を聞く側に回る
ガールズバーで働くことに興味があるなら、向いている人の特徴に必ずしも当てはまっている必要はありません。
働くコツさえ押さえていればトラブルを避けながら働けるため、ガールズバーの仕事に興味がある方は合わせてご覧ください!
お店の周辺を歩いてキャッチなどをしていないか確認する
一部のガールズバーでは、店外で違法なキャッチ行為が行われている可能性があります。
キャッチ行為とは、公共の場である歩道などで通行人を呼び止めて、来店につなげようとする行為です。
ビラ配りや声かけなど通行を妨げない範囲であれば問題ありませんが、強引なキャッチは違法行為に当たります。
つまり、キャッチ行為をしているお店は違法営業を平然と行っていたり、トラブルを招く恐れのある行為も売上が伴っていれば見て見ぬ振りをする危険なお店である可能性があります。
トラブルに巻き込まれないためにも、興味のあるお店のスタッフが店舗周辺でキャッチや呼び止めを行っていないかあらかじめ確認しておきましょう。
カウンター越しでもお触りには注意しておく
ガールズバーはカウンター越しでの接客が基本であり、お客さんと物理的な距離があるためお触りのリスクが少ない営業形態です。
しかし「お触りしたい」「若い女性に触りたい」と考える男性はガールズバーにも来店し、そうしたお客さんはカウンター越しであっても平気でお触りしようとする方が少なくありません。
物理的なお触りだけじゃなく、言葉でセクハラしてくるお客さんだって多いですよね…
そのため「カウンター越しだから絶対に大丈夫」とは思わず、常にセクハラ行為をされる可能性は考えておきましょう。
もちろんガールズバーはお触りなどキャストへの接触は禁止されています。
お触りなど迷惑行為をするお客さんには毅然とした対応をするとともに、経営者など男性スタッフと連携しながら対処してください。
常に笑顔でお客さんの話を聞く側に回る
ガールズバーでのお客さんとの会話は、基本的に聞き役に周りましょう。
初対面の場合、基本的には他人の話を聞くより自分の話をする方が楽しいと考える方が多いです。
ガールズバーはお客さんに楽しい時間を過ごしてもらう場所のため、お客さんの話したいことを引き出すための問いかけを意識して話を盛り上げましょう。
また、話を聞く際は笑顔で「あなたの話に興味があること」を表情や態度で示すことがポイントです。
ゆるく働けることを重視するなら会員制ラウンジもおすすめ
ガールズバーとはナイトワークのなかでもカジュアルな分類のお店で、接客初心者も挑戦しやすいことが魅力です。
基本的な仕事はお酒を作りながらお客さんと会話をすることですが、キャバクラよりも営業時間が長く原則立ち仕事のため、働き方には注意しましょう。
「立ち仕事がつらい」「もっと効率よく稼ぎたい」と考えているのであれば、会員制ラウンジも選択肢の1つです。
会員制ラウンジはお酒を飲みながらお客さんと会話をすることが主な仕事で、カクテル作りなどの仕事は一緒に働く男性スタッフに任せられます。
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