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トップページ > ブログ一覧 > ホステスの厚生費とは?天引きの正体と相場・値下げできるのかまで徹底解説!

ホステスの厚生費とは?天引きの正体と相場・値下げできるのかまで徹底解説!

「クラブの厚生費って何?」
「厚生費っていくら引かれるの?」
「ホステスとして働いて損しない方法は?」

キャバクラやクラブで働くホステスの給与明細を見ると、多くの店舗で目にするものが「厚生費」の項目です。

厚生費はほとんどの店舗で設けられている天引きですが、「税金なの?」「高すぎない?」と疑問を持つ方も多いでしょう。

この記事では、ホステス業界における厚生費の定義から、その内訳・相場・経費としての形状方法まで解説します。

ナイトワークで働くうえで損をしないためにも、ぜひ最後までご覧ください。

ホステス業界における厚生費とは

厚生費とは、ホステスをはじめとしたナイトワークで働く多くの女性が給料から天引きされる項目です。

多くの店舗では店舗運営に必要な経費を捻出するために天引きされており、厚生費の天引きがない店舗を探すとなると、店舗の選択肢は非常に狭くなってしまうでしょう。

厚生費とは

  • 厚生費とは店舗運営に必要な資金の天引き
  • 厚生費と税金は別扱いである店舗が多い

まずは、ホステス業界における厚生費の特徴について詳しく解説します。

厚生費とは店舗運営に必要な資金の天引き

ホステス業界における「厚生費」とは、店舗が営業を続けるための運営費の一部を、働くキャストから天引きするシステムです。

天引きされる主な目的は、以下のとおりです。

  • 店内の清掃や備品補充
  • 空調・電気・水道などの光熱費
  • キャスト用のロッカーや控室の維持管理

一部店舗では、ヘアメイクや制服レンタル代が厚生費に含まれる場合もあります。

つまり、厚生費はお店の環境を維持するためにキャストが負担している費用です。

ただし、明細には詳細な用途が記載されないケースが多く、「何に使われているか分からない」と感じるホステスも少なくありません。

厚生費と税金は別扱いである店舗が多い

厚生費と所得税(源泉徴収税)は、同じように給与から引かれる項目ではありますが、性質は全く異なります。

税金(源泉徴収)は国に納める公的な義務であり、厚生費はあくまで店舗内で使われる費用です。

多くの店舗では、以下のように明細に分けて記載されます。

  • 所得税(源泉):給与の10.21%など(法定)
  • 厚生費:1日あたり1,000円〜2,000円など
  • 雑費:制服代・ロッカー代など

このように、厚生費は控除項目の1つではあるものの、税務署などの公的機関に関係するものではなく、店舗が自由に設定できる範囲内の費用です。

そのため、店舗によって金額も内容も異なり、設定が高すぎる場合には「適正かどうか」を見極める必要があります。

ナイトワークでかかる税金は?確定申告の必要性と合わせて解説

キャバクラやクラブで厚生費が天引きされる理由

ホステスの給与から厚生費が天引きされる理由は、大きく分けて2つあります。

厚生費が天引きされる理由

  • 膨大な店舗運営コストを補てんするため
  • ホステスの福利厚生を平等に強化するため

キャバクラやクラブを毎晩営業するには多くの経費がかかります。

光熱費や清掃費、テーブルセット、グラスなどの備品補充など、細かいコストが積み重なります。

それらをすべて店舗側が負担するのではなく、キャスト全員で一定額を分担することでコストを平準化しているものが厚生費です。

また、一部の店舗では厚生費に以下のようなサービスが含まれている場合もあります。

  • 専属ヘアメイクや美容室の利用
  • 専用更衣室・ロッカー完備
  • 制服のレンタルやクリーニング
  • 店舗送迎サービス

これらはキャストにとって働きやすい環境を保つためのサービスであり、用意するには費用が必要です。

また、キャストの人数やサービスの質によって、捻出すべき費用が変わるポイントでもあります。

ただし、こうしたサービスが含まれないにもかかわらず高額な厚生費が設定されている店舗もあり、明細のチェックは欠かせません。

ホステスの厚生費はいくら引かれる?計算方法と相場

ホステスとして働くうえで気になることが、実際にどれくらい厚生費が引かれるのかという点です。

お給料の金額に直結するため、あらかじめ相場や計算方法を理解しておく必要があります。

ホステスの厚生費とは

  • 定額方式と割合方式の違い
  • エリア別|厚生費の相場
  • 厚生費の設定は店舗の裁量で異なる

以下より、厚生費の算出方法とエリアごとの相場について、詳しく解説します。

定額方式と割合方式の違い

厚生費の計算方法には、以下の2つの方式があります。

厚生費の計算方法

  • 定額方式:1日あたり1,000円~2,000円など一定額を天引き
    →毎日の出勤に応じて固定額で安心/回数が多いと負担が増える
  • 割合方式:給料の10%〜20%など売上に対する比率で天引き
    →日給が高いほど天引きも増える/稼いだ分だけ天引きされる

定額方式は、出勤1回あたり1,500円が天引きされる仕組みです。

これに対して、割合方式では「当日日給が30,000円なら、厚生費は3,000円(10%)」といった形で計算されます。

割合方式の方が稼ぎに応じて負担も増えるため、短時間出勤や売上が少ない場合には注意が必要です。

そのため、厚生費を抑えるのであれば、自分の出勤頻度や働き方に合った計算方式の店舗を選びましょう。

エリア別|厚生費の相場

厚生費の金額はエリアによっても大きく異なります。

主なナイトワークエリアごとの厚生費の相場をご覧ください。

厚生費の相場

  • 歌舞伎町:1,000円~2,000円(または日給の10~15%)
  • 六本木・西麻布:1,500円~3,000円(または10~20%)
  • 銀座:1,000円~2,500円(または15%前後)
  • 地方都市:500円~1,500円程度

都市部や高級店ほどサービスの質や設備維持にコストがかかるため、厚生費が高めに設定されている傾向があります。

一方で、地方の店舗では比較的安価に抑えられているケースが多く見られます。

厚生費の設定は店舗の裁量で異なる

厚生費の金額や内容は、法律で決められているわけではなく、基本的に店舗ごとの自由裁量で決められます。

つまり、全く同じ地域・同じ業種であっても、店舗によって計算方法や徴収金額は大幅に異なります

特に以下の要素は、厚生費が大幅に変動するポイントです。

  • ヘアメイク・制服貸出が含まれるか
  • ロッカーや送迎サービスの有無
  • 出勤日数やランクに応じた変動制度があるか

厚生費は一律ではなく、高級店や会員制店舗では、環境整備費として割増される場合もあります。

ただし「高い=悪」「安い=お得」と単純には言えず、どんなサービスが含まれているか・何のために引かれているかを確認することが大切です。

厚生費と合わせて天引きされる主な項目

ホステスの給与明細を見ると、厚生費以外にもさまざまな項目が天引きされていることがあります。

「思ったより手取りが少ない」と感じた場合、その理由の多くは天引きの内容にあります。

厚生費で天引きされる主な内容

  • 所得税・源泉徴収税
  • ヘアメイク・衣装レンタル代
  • 退勤後の送迎費・タクシー代

厚生費はあくまで店舗運営にかかる雑費ですが、それ以外にも税金や美容関係、交通費などが差し引かれるケースが一般的です。

ここでは、ホステス業界でよく見られる天引き項目を代表的な3つに分けて詳しく紹介します。

所得税・源泉徴収税

もっとも基本的な控除のひとつが、所得税(源泉徴収税)です。

これは国に納める法律上の税金で、店舗により税金と厚生費を別で天引きしている場合もあれば、合算して一律の割合で天引きしている場合もあります。

所得税は原則として報酬の10.21%ですが、13〜20%の割合で天引きして、差額を店舗運営費用として充てている店舗も存在します。

税金の性質上、店舗が設定している厚生費や雑費とは別枠として処理され、使用目的も明確です。

ヘアメイク・衣装レンタル代

ホステスにとって見た目は非常に重要な要素であり、毎日プロによるヘアメイクが行われることが一般的です。

こうした美容サービスの費用も、多くの店舗では日々の給料から天引きされます。

  • ヘアメイク代:1,000円〜2,000円/出勤時に店舗提携の美容師が担当
  • 衣装レンタル代:1,000円前後/ドレス・ワンピース・靴などが含まれる

ヘアメイクは「無料」と書かれていても、実際には厚生費の中に含まれているケースもあるため、給与明細や契約時に確認が必要です。

また、店舗によってはマイ衣装の持ち込みでレンタル代が免除されるところもあります。

退勤後の送迎費・タクシー代

深夜まで営業するホステス業界では、退勤後の安全な帰宅手段として送迎サービスが利用されることが多く、この費用もまた給与から引かれる項目のひとつです。

送迎費の相場は以下の通りです。

地域別の送迎費目安

  • 都内近郊:500円〜1,500円/5kmごとに加算されることも多い
  • 郊外・地方都市:1,000円〜2,000円以上/地域によっては高速代込みの場合あり

店舗によっては、送迎が出ていない日や急な退勤時はタクシーで帰宅し、その代金を一時立替してもらい、給与から差し引かれる場合もあります。

送迎サービスの有無や金額は、店舗ごとに大きく異なるため、面接時や体験入店の段階で事前確認しましょう。

ホステスの仕事内容は?キャバ嬢との違いと合わせて詳しく見る

厚生費が高すぎると感じた場合の対処法

ホステスとして働いている中で「厚生費が高すぎる」「相場と比べて厚生費と店内サービスの質が見合っていない」と感じたら、今いちど天引き内容を見直しましょう。

ホステス業界では店舗ごとに厚生費の設定が自由であるため、中には不透明または不当な天引きをしているケースもあります。

厚生費の確認方法

  • 違法な天引きの可能性がないか必ず確認する
  • 厚生費が少ない店舗に移ることも選択肢の1つ

ここでは、自分が厚生費で損をしていないか確認するためのチェックポイントと、具体的な対処法について紹介します。

違法な天引きの可能性がないか必ず確認する

厚生費は法的には雑費や福利厚生費として扱われますが、内訳が不透明な場合や過度な金額が引かれている場合は、違法な天引きの可能性もあります。

特に以下のようなケースには、注意が必要です。

  • サービスの提供がないのに高額な厚生費を徴収されている
  • 明細に「厚生費」の記載がなく、総額のみ差し引かれている
  • ヘアメイク代などが二重で請求されている

厚生費は給与から自動的に差し引かれるため、つい見過ごしてしまいがちですが、労働契約書や給与明細は必ず保存しておきましょう。

また、納得できない場合は、労働基準監督署やナイトワークに詳しい税理士・弁護士に相談するのもひとつの手です。

特に源泉税(所得税)と違い、厚生費は国に納める義務がない店舗内の独自徴収です。

だからこそ、ホステス側が「言われるままに払う」のではなく、しっかりと確認して必要であれば交渉する意識を大切にしましょう。

厚生費が少ない店舗に移ることも選択肢の1つ

もし今働いているお店の厚生費が高額で、サービス内容に見合っていないと感じる場合は、より条件の良い店舗に移ることも選択肢の1つです。

ナイトワーク業界では、店舗によって厚生費の設定はバラバラで、良心的な価格帯のお店も多数存在します。

また、厚生費だけでなく送迎費や衣装代などの控除も考慮すると、最終的な手取り金額がさらに増える場合もあるでしょう。

移籍を考える際は、体験入店で明細の控除内容をしっかり確認したうえで、納得してからお店を選ぶことが大切です。

厚生費は確定申告で経費にできる!手続きの注意点

ホステスとして稼いだ報酬は、基本的に雑所得や事業所得として確定申告する必要があります。

その際、厚生費も仕事をするためにかかった経費として計上できる可能性があり、正しく申告すれば節税効果を期待できます。

厚生費を経費計上するポイント

  • ホステスの仕事にかかった経費と合わせて計上できる
  • 領収書や明細を必ず記録して金額を正しく把握する
  • 収入が多い場合は税理士に相談することがおすすめ

ホステスが厚生費を経費計上して節税するポイントについて、詳しく解説します。

ホステスの仕事にかかった経費と合わせて計上できる

確定申告の際、厚生費だけでなくホステスとして働くためにかかったさまざまな費用を経費として申告できます。

代表的な経費の例は以下のとおりです。

経費計上できる天引き内容

  • 厚生費(店舗運営費用として天引きされた分)
  • ヘアメイク代・美容院代
  • 衣装レンタル・購入費用
  • 送迎費や交通費
  • 消耗品(香水、アクセサリーなど)

ただし、プライベート使用と区別できるように領収書やメモを残しておくことが大切です。

あいまいな申告は税務署の調査対象になるため、経費はできるだけ実費ベースで記録しましょう。

領収書や明細を必ず記録して金額を正しく把握する

経費を申告するうえで最も重要なものが、証拠書類の管理です。

万が一の税務署からの問い合わせに対応できるように、以下の点を守りましょう。

  • 店舗から発行される給与明細は必ず保管
  • ヘアメイク代や送迎費の領収書を忘れずに受け取る
  • 自分で購入した衣装や小物のレシートを整理する
  • 日付や用途をメモに残し、経費の根拠を明確にする

領収書や明細などの記録がなければ、経費として認められない可能性が高まります。

スマホの写真やクラウドストレージでデジタル管理すればオンラインで一括管理できるため、保管用のオンラインサービスを活用することもおすすめです。

収入が多い場合は税理士に相談することがおすすめ

ホステスの収入が増えるにつれて、確定申告も複雑になっていきます。

特に複数店舗で働いたり、経費計上の範囲が広がる場合は、自分だけでの申告はリスクが伴うでしょう。

その際は、ナイトワークに詳しい税理士に相談することがおすすめです。

税理士に依頼するメリット

  • 節税できる経費の適切な見極められる
  • 税務署からの問い合わせ対応や書類作成の代行してもらえる
  • 複雑な収入・支出の管理がスムーズになる

費用はかかりますが、トラブル回避や手取りアップのために結果的にお得になるケースが多いです。

まとめ:ホステスとして働く際は厚生費を正しく把握しよう

ホステス業界でよく見られる「厚生費」は、店舗運営に必要な経費として給与から天引きされる費用です。

税金とは別であり、店舗によって金額や内容が異なるため、まずはその内訳を厳重に確認・管理しましょう。

高額すぎる場合は違法な天引きの可能性もあるため、労働契約や給与明細を必ず保管し、不明点は店舗や専門家に相談することもおすすめです。

ホステスとして稼いだ収入を最大限に活かすために、厚生費の仕組みを正しく理解し、賢く働きましょう。

なお、適正な厚生費の天引き内容で働ける店舗選びを考えているのであれば、ラウンジスチュワードへご相談ください。

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Lounge Steward編集