会員制ラウンジの同伴システムとは?同伴のマナーやメリット&デメリットを初心者向けに解説
「同伴システムっていったい何?」
「お客様の同伴の誘い方が知りたい!」
「同伴のメリットとデメリットを教えて!」
会員制ラウンジには「同伴(同伴出勤)」と呼ばれるシステムがあります。
同伴はお客様とキャストが店外で食事などをしてから、そのままお客様を連れてお店に出勤することを指します。
キャバクラはもちろん、会員制ラウンジやクラブでも取り入れられている定番のシステムですね。
同伴出勤すると同伴バックと呼ばれるボーナスももらえるので、積極的に誘ってバックを増やしましょう!
今回は同伴システムについて解説します。
目次
会員制ラウンジの同伴システムとは
まずは会員制ラウンジでも採用されている同伴システムの基本的な仕組みについて解説します。
同伴とは出勤前にお客様と外で会って一緒に来店すること
会員制ラウンジにおける同伴(同伴出勤)は、ラウンジ嬢が出勤前に店外でお客様と会い、デートをしてから一緒に来店することを指します。
キャバクラやクラブでも採用されている定番のシステムですが、ノルマやペナルティがない会員制ラウンジでは、同伴の必要性をあまり感じない方もいるかもしれません。
ですが、会員制ラウンジでも同伴の魅力は多く、通常の指名よりも多くバックを稼げます。
自分を指名してくれるお客様の来店予定も把握できるため、お店からの評価も高まるでしょう。
同伴でよく行く場所は?
会員制ラウンジの同伴の定番先として、3つが挙げられます。
会員制ラウンジの同伴先
- 飲食店
- 買い物
- ゴルフ
それぞれの特徴について、詳しく解説します!
飲食店
同伴で最も多いものが飲食店での食事デートです。
飲食店は会員制ラウンジが並ぶ都市圏でも多く存在するため、移動にあまり時間をかけず手軽に同伴を楽しめるでしょう。
特に会員制ラウンジでの同伴では、お金に余裕のあるお客様と高級店で食事を楽しめる場合も多いです。
普段は行けないようなお店でおいしい食事を楽しめますが、ハイクラスなお店だからこそマナーや身だしなみは厳しく見られるため、きちんとマナーを押さえて出かけてください!
買い物
仲の良いお客様との同伴やラウンジ嬢の誕生日周辺などであれば、買い物デートに出かける場合もあります。
買い物はお客様が買いたいものを一緒に見に行く場合もありますが、基本的にはラウンジ嬢の買い物が中心のケースが多く、同伴デート中にプレゼントを買ってもらえる場合もありますよ。
もちろん会員制ラウンジでは、プレゼントだけにお金を使っていただくのではなく、お店でお金を使っていただくことも大切なので、お客様の金銭的な余裕も想定しながら買い物に出かけましょう。
ゴルフ
金銭的に余裕のあるお客様にはゴルフを嗜む方が少なくありません。
そのため、同伴の一環としてゴルフに誘われる場合もあるでしょう。
特にゴルフは土日や祝日などお客様が休日のタイミングで誘われることが多く、午前中から出かけて帰りにお店で飲んでもらうこととなります。
拘束時間が長い場合もありますが、一緒に趣味を楽しめるラウンジ嬢はお客様からも好印象で長く通ってもらうきっかけにもつながるため、お客様の好みや関係性をもとにゴルフ同伴に出かけてください!
ラウンジ嬢が同伴するなら知っておきたいマナー
同伴はお客様との距離を縮める絶好のチャンスです!
だからこそ、お客様に失礼がないようきちんとマナーを守ることがポイントです。
同伴出勤のマナー
- 待ち合わせ時間は厳守
- TPOをわきまえた服装を選ぶ
- 食事のマナーを押さえておく
- 匂いの強い香水やタバコは控える
ここでは、お客様と同伴に出かけるなら知っておきたいポイントを4つ紹介します。
待ち合わせ時間は厳守
約束の時間を守ることは、社会人として当然のことです。
同伴は食事に行く場合が多く、お客様は同伴のためにレストランを予約している場合も珍しくありません。
お客様に不快な思いをさせないため、予約時間を守るためにも、やむを得ない事情がない限りは時間を厳守しましょう。
万が一、やむを得ない理由で遅刻しそうなことがわかったときは、なるべく早くお客様に連絡してください!
TPOをわきまえた服装を選ぶ
同伴出勤は来店してすぐの出勤となるため、普段会員制ラウンジで来ているような上品系の私服で問題ありません。
ワンピースやスカートスタイルなど、上品かつ清楚系の服装を選んで同伴に出かけましょう。
ただし、あまりにも露出が高い服装や派手な服装は、同伴デートだと周囲を歩く人にも伝わってしまいます。
お客様のなかには「同伴デートだと思われるのは嫌」「知人に同伴デートをしている姿を見られたくない」と考えている方もいるため、清楚なアナウンサー系の服装がおすすめです。
食事のマナーを押さえておく
食事のマナーは和食や洋食など、食事の種類によっても異なりとても複雑です。
すべてのマナーを最初から完璧に覚えることは難しいですが、必要最低限のマナーは大人の女性として押さえておきましょう。
最低限覚えておくべきマナー
- 和食:お膳の左側または手前から食べる
お椀は利き手と反対の手で持って食べる
お寿司はネタを下向きにして醤油を付ける ほか - 洋食:ステーキなどは最初に全部を切らず左側から食べる分だけ少しずつ切る
スープは音を立てずスプーンを手前から奥に動かしてすくう ほか - 中華:器はテーブルに置いたまま食べる
持ち上げられるのはグラス・箸・レンゲのみ ほか
食事のジャンルによって、きれいな食べ方や適切なマナーは変わります。
基本的なことから覚えて、少しずつマナーとして守れること・覚えられることを増やしていけば、高級店でも堂々と食事を楽しめるでしょう。
匂いの強い香水やタバコは控える
食事デートに出かけるにあたって忘れがちなことが、ニオイに関するマナーです。
料理は香りも含めて楽しむもので、同伴デートでは自分だけが食事を楽しむのではなく、お客様も傍で食事を楽しんでいます。
そのなかで、匂いの強い香水やタバコは食事の香りを楽しむうえで邪魔に感じる人もいるでしょう。
良い匂いの香水でも、食事のおいしい香りと混ざると不快な臭いに変わってしまう場合は多いです…
そのため、基本的に食事の場では香水など香りの強いものを付けることは厳禁です。
タバコも同伴直前は控えると同時に、タバコの臭いが強く付いた服装や小物を選ばないこともポイントです。
香水やタバコは食事が終わってから付けるか、同伴出勤してからラウンジの控室で付けましょう。
同伴は本指名をもらったお客さんを誘おう
基本的に、同伴は本指名をもらったお客様としかできません。
本指名をもらったら、マイブームの食べ物や話題になっているお店の話を振ってみると「今度一緒に行ってみよう」と同伴につなげられる可能性があります。
そしてお客様に同伴に誘ってもらえたら、必ずボーイに伝えておきましょう。
同伴バックを付けてもらうためにはもちろん、万が一の店外でのトラブルに備えるうえでも事前連絡は大切です!
同伴当日のポイントは、お客様にお金を出していただいたときは必ずお礼を伝えることです。
食事や買い物など、同伴デートは基本的にお客様持ちで、同伴に行く機会が増えれば「お客様におごってもらうのは当たり前」と感じるようになるかもしれません。
ですが、お金を出していただいている以上は感謝の気持ちを伝えない理由はありません。
お客様に気持ちよく同伴デートの時間を過ごしてもらうためにも、同伴の際は必ずお礼を伝えましょう。
会員制ラウンジで同伴するメリット
会員制ラウンジで働く女性が同伴するメリットは数多くあります。
同伴のメリット
- 普段は食べられない高級店での食事を味わえる
- 同伴バックで稼げる
- お店にハマってもらえる確率が高まる
同伴のメリット3つについて、詳しく解説します!
普段は食べられない高級店での食事を味わえる
同伴で足を運ぶお店は、会員制ラウンジで働く女性が自分で行く機会はそうない高級店が多いです。
ときには予約が全く取れない高級店やハイクラスなレストランに連れて行ってもらえる場合もあるでしょう。
金銭的に余裕があり、顔も広い方とでなければ入れないお店で食事を楽しめるため、貴重な体験ができることは大きな魅力です。
同伴バックで稼げる
同伴バックで稼げることも、会員制ラウンジでの同伴のメリットです。
同伴バックは1回3,000〜5,000円など定額で決まっている場合もあれば、同伴に出かけたお客様の当日の会員制ラウンジでの支払い価格(税とサービス料を除く)の10〜50%です。
例えば、同伴したお客様が来店時に30万円のボトルを注文してくれた場合、小計バックが適用されていればバックだけで3〜15万円稼げます。
同伴バックのシステムや割合はお店によって異なるため、入店時に必ず確認しておきましょう。
お酒をたくさん飲める方なら、同伴バックが小計割合で発生するお店を選べば、より効率よく稼げますよ。
お店にハマってもらえる確率が高まる
同伴するとお客様に「この子は特別な女性だ」と思ってもらえます。
お店の外へ一緒に出かけることで、2人の心の距離が縮まるためです。
同伴でお客様に楽しい時間を過ごしてもらえれば、「また会いたい」「次は別のお店に連れて行ってあげたい」と思ってもらえる可能性もあります。
これにより、リピート率が高まり高収入を期待できたり、同伴で貴重な時間を過ごせるチャンスがさらに増えていくでしょう。
会員制ラウンジで同伴するデメリット
同伴システムにはメリットが多いですが、デメリットもあります。
同伴のデメリット
- 安易に誘うとお客様が離れる可能性がある
- お客様の感情をコントロールしなければいけない
- 自分で自分の身を守らなければいけない
同伴するなら知っておきたいデメリットについて、詳しく解説します!
安易に誘うとお客様が離れる可能性がある
会員制ラウンジは、お客様からすると高級な相席屋のような場所です。
そこにいる女性は従業員ではなく、恋愛対象だと考えている場合も少なくありません。
そのような男性は、店外デートに誘われてもその後にお店に一緒に来てほしいことを伝えると「女性から意識されているわけではないのか」「ただの営業だったのか」と一気に冷めてしまう恐れがあります。
会員制ラウンジなど夜のお店に慣れている男性であれば、これも当然のシステムだと考えて割り切っている方がほとんどです。
ですが、理解のあるお客様ばかりではないため、恋愛対象として意識されている男性を誘うことは得策とは言えません。
「お店の目がないから」と無理に口説こうとしてくる場合もあるので、いわゆる「ガチ恋客」には要注意ですね…
気持ちが冷めて仕舞えばお店にも来てくれなくなるため、同伴は夜のお店に理解のありそうな方から誘ってみることがおすすめです。
お客様の感情をコントロールしなければいけない
同伴はお客様から誘われることが多いですが、デキるラウンジ嬢たちはお客様から誘ってもらえるようにお客様の気持ちをコントロールしています。
自分を好きになってもらったり、ほかのラウンジ嬢よりも魅力的に感じてもらえることは、同伴の前提条件だといえるでしょう。
初心者には難しそう…
お客様のコントロールは男性の気持ちや駆け引きのテクニックを知ることはもちろん、慣れも大いに関係します。
そのためお客様と同伴する際は先輩キャストのテクニックを学びつつ、場数を踏んで少しずつコントロールする術を学んでいきましょう。
自分で自分の身を守らなければいけない
会員制ラウンジでの接客に際して、店内であればお客様とのトラブルはボーイが対応してくれます。
酔っ払ってラウンジ嬢に無茶な要求をしたり、しつこくお触りしてくるお客様に当たった際はボーイに守ってもらえるでしょう。
しかし、会員制ラウンジの外で会う同伴デートでは、傍にボーイはいません。
さらにお客様も傍にボーイがいないことを良いことにお触りしてくる可能性があり、自分の身は自分で守る必要があります。
そのため、同伴は「外で2人で会っても大丈夫」と思える信頼のおけるお客様と出かけることも重要です。
ラウンジで働くなら同伴でお客様とさらに仲良くなろう
同伴は会員制ラウンジ嬢が稼ぐうえで積極的に利用したいシステムです。
同伴に行けば行くほど同伴バックで稼ぎやすくなり、収入をさらに増やせるでしょう。
ですが、同伴は新米ラウンジ嬢には難しいと感じてしまう方も多いでしょう。
そんなときは、先輩ラウンジ嬢からコツやテクニックを教えてもらうことがおすすめです!
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