キャバクラのトイレ事情を経験者が解説!接客中のマナーや対処法を伝授


「キャバの接客中だけどトイレに行きたい!」
「飲酒でトイレが近くなって困ってる…」
「接客中のトイレってどう行ってるの?」
キャバクラの接客中「急にトイレに行きたくなったらどうすればいいの?」という悩みは、ナイトワークで働くうえで避けては通れません。
特にお酒を飲む機会が多いキャバ嬢は、アルコールの利尿作用や体調によりトイレが近くなってしまいます。
しかし、席を離れるタイミングや伝え方次第では、お客様に不快感を与えてしまう可能性もあるため、接客中のトイレには注意が必要です。
本記事では、現役・経験者の視点から、キャバクラにおけるトイレ事情や接客中のマナーと対策について詳しく解説します!
目次
キャバクラのトイレ問題は重要
キャバクラで働くにあたって、接客中にトイレに行きたくなった際はお客様に失礼のないように離席しなければいけません。
お客様はキャバ嬢である自分との時間を楽しみに来店しているからこそ、トイレに行く際も細心の注意を払うことが、一流の接客につながるでしょう。
キャバクラ接客中のトイレ問題
- キャバ嬢は飲酒などでトイレが近くなりがち
- 飲食を伴う席だからこそマナーを守ることが大切
まずは、キャバクラ接客においてトイレに行くマナーや対策を考えておくべき理由について解説します。
キャバ嬢は飲酒などでトイレが近くなりがち
キャバクラの席では、キャバ嬢もビールやカクテルなどのアルコール類やソフトドリンクを頻繁に口にします。
特にアルコールやカフェイン入りの飲み物には利尿作用があり、短時間で尿意を催しやすくなります。
さらに、接客中は喉が乾きやすく、つい水分を多く摂ってしまうことも少なくありません。
結果的に、他業種よりもトイレが近くなるキャストは増える傾向にあります。
また、お客様に勧められたお酒を断りにくい場面もあり、無理して飲むことで尿意だけでなく体調不良のリスクも上がります。
特に長時間の接客や混雑時には、トイレに行きづらくなるため、事前に対策やマナーを把握しておくことが重要です。
飲食を伴う席だからこそマナーを守ることが大切
キャバクラは飲食を伴う接客が基本です。
そのため、トイレに立つ行為はお客様を待たせるだけでなく、「飲食の席でトイレの話をすることになる」「会話を中断してしまう」などの影響もあります。
お客様は時間制で料金を支払っているため、1分1秒がサービスの一部です。
そのため、ただトイレに行くことを伝えるだけでは、お客様に悪い印象を持たせてしまう恐れもあります。
また、飲食中のトイレ移動は衛生面にも配慮が必要です。
グラスやおつまみに触れる前後には手洗いや除菌を徹底することで、お客様の安心感にもつながるでしょう。
つまり、キャバクラにおけるトイレ問題は「生理現象だから仕方ない」で片付けられません。
接客マナーや衛生意識など、幅広い要素に直結する問題だといえます。
キャバクラでお客様がキャバ嬢のトイレを嫌がる理由
キャバクラではキャバ嬢がトイレに立つことは日常的に起こりますが、お客様はそれを好意的に受け止めてくれない場合もあります。
もちろん多くのお客様は事情を理解してくれますが、なかには「せっかくの時間が台無しになる」と感じる方もいるため、お客様の心理も把握しておきましょう。
お客様がキャバ嬢のトイレを嫌がる理由
- 1人きりで暇な時間も料金が発生するため
- 会話が途切れて空気が盛り下がるため
- 「サボっている」と思ってしまうため
- 「嫌われている」と思ってしまうため
以下より、お客様がキャバ嬢のトイレを嫌がる理由4つについて詳しく解説します。
1人きりで暇な時間も料金が発生するため
キャバクラは時間制の料金システムが基本です。
お客様はセット料金や指名料を支払い、指名キャバ嬢と過ごす時間を買っています。
そのため、キャストがトイレに立てば、その間もお客様は料金を支払い続けることになります。
特に1人で来店しているお客様は、キャストが席を外すと完全に1人きりです。
会話も止まり、ただお酒を飲むだけの時間になってしまいます。
たった5分でも、料金が発生している時間であるからこそ長く感じられてしまうため、トイレはなるべく早く済まさなければいけません。
会話が途切れて空気が盛り下がるため
キャバクラはお酒を飲みながら会話を楽しむ場所です。
キャストがトイレに行くことで会話が強制的に中断されると、盛り上がっていたムードが冷めてしまう恐れがあります。
特に笑い話や深い話の最中に中座すると、その流れを再び作ることが難しくなってしまうでしょう。
お客様も「さっきの話の続き…」と思っても感情が薄れ、盛り上がりきれないまま時間が過ぎることもあります。
そのため、トイレに行くタイミングは「話が一区切りついた瞬間」や「お客様が飲み物を注文している時」など、空気が切れても影響が少ない場面を選ぶことが重要です。
「サボっている」と思ってしまうため
お客様の中には、キャバ嬢がトイレに行くことを「本当は裏で休憩しているのでは?」と疑う方もいます。
特に長時間戻ってこない場合や、何度も席を外す場合はその疑念は強くなります。
特に 過去に「裏でスマホを触っていた」「別のお客様と話していた」などの噂や経験があれば、本当にトイレに行っていたとしても疑いの目を向けられてしまいかねません。
トイレに行く様子はお客様からは見えないからこそ、誤解や疑いを持たれるリスクがあることも、知っておきたいポイントです。
「嫌われている」と思ってしまうため
接客中にトイレに立つと、「この子、自分といるのが嫌なのかな?」と感じるお客様もいます。
特に会話が盛り上がっていなかったり、キャストがあまり笑顔を見せていなかった場合、その印象はより強まってしまいます。
キャバクラは特に「疑似恋愛」的な空間であり、ちょっとした行動でもお客様の感情に影響を与える恐れがあるため、行動1つひとつに注意しなければいけません。
トイレに行く際も笑顔でひとこと断りを入れるなど、お客様に安心感を与える気遣いと配慮が求められるでしょう。
キャバクラで接客中にトイレに行きたくなった際の対処法とマナー
キャバクラの接客中にトイレへ行くのは、避けられない場合があります。
ただし、行き方やタイミングによってはお客様の印象を大きく左右するため、トイレに行く際のマナーは押さえておきましょう。
接客中にトイレに行く際の対処法とマナー
- お客様との会話が途切れたタイミングでトイレに行く
- お客様に考えてもらう話題を振ってからトイレに行く
- ヘルプや黒服に対応を相談する
- 黙って席を立たずにひと言断りを入れる
- ヘルプ接客中は極力トイレは我慢する
- トイレは極力5分以内で済ませる
ここでは、お客様との関係を損なわないための対処法とマナーを、6つにわけて解説します。
お客様との会話が途切れたタイミングでトイレに行く
トイレに立つ際、最も大事なものはタイミングです。
会話の最中や盛り上がっているときに離席すると、空気が一気に冷めてしまいます。
逆に、話が一段落した瞬間やお客様がドリンクを飲んでいる最中など、自然に流れが切れるタイミングで立てば、場の空気を壊すリスクを避けられます。
トイレに行く狙い目のタイミング例
- お客様がグラスを置いた瞬間
- 黒服が新しいドリンクを持ってきたタイミング
- 別の話題に移る直前
短い離席であっても、トイレに行く際は「会話のリズムを壊さない」意識が重要です。
お客様に考えてもらう話題を振ってからトイレに行く
お客様を1人にさせる間、手持ち無沙汰にならない工夫が必要です。
その工夫のひとつとして「考える時間が必要な話題を振る」ことが挙げられます。
お客様に考えてもらう話題例
- 「旅行に行くなら国内と海外どっちがいいですか?」
- 「好きなお酒ランキングを教えてください」
トイレに行く時間をシンキングタイムにしてしまうことで、離席により会話が途切れてしまうリスクを避けられます。
トイレから戻った際には自然に会話を再開できるため、お客様に考えてもらう話題を複数用意しておくと、トイレに行きたくなった際にも役立つでしょう。
ヘルプや黒服に対応を相談する
混雑時や常連客の接客中など、トイレに立つのが難しい場合は、無理せずヘルプや黒服に相談しましょう。
キャバクラでは、ヘルプ(別キャスト)や黒服(男性スタッフ)がスムーズに席をつなぐ体制が整っています。
事前に「もしトイレ行きたくなったらお願いできますか?」と頼んでおけば、当日も慌てずに対応できます。
特にVIP席や長時間指名のお客様では席を空ける影響が大きいため、バックアップ体制があると安心です。
黙って席を立たずにひと言断りを入れる
トイレに立つ際のマナーとして、お客様に必ずひと言伝えてから行きましょう。
お客様が嫌な気持ちになる原因の1つとして、理由も告げずに突然立ち去ることが挙げられます。
たとえ短時間で戻る予定でも「ちょっとお手洗いに行ってきますね。すぐ戻ります」と笑顔で伝えるだけで、印象は全く違います。
また、声のトーンや表情も大事です。
申し訳なさそうに言うと、お客様が気を遣ってしまうため、軽く明るく伝えることがポイントです。
「戻ってきたら続きを話しましょうね」と添えると、会話の中断もポジティブな印象を持たせられます。
ヘルプ接客中は極力トイレは我慢する
ヘルプとして接客中は、基本的にトイレは我慢したほうが無難です。
ヘルプはお客様にとって本命キャストが来るまでの場繋ぎ要因であり、そのヘルプキャストまでいなくなってしまえば、お客様の店舗そのものに対する印象が悪くなってしまいます。
もちろん緊急の場合は別ですが、どうしても必要な場合は黒服に合図を送り、代わりのキャストを入れてもらいましょう。
ヘルプはあくまで場を盛り上げ、メインキャストの価値を高める役割のため、トイレ離席は極力避けるべきです。
キャバクラのヘルプ接客とは?初心者こそ知っておきたい接客ルールを詳しく見る
トイレは極力5分以内で済ませる
キャバクラにおけるお客様の時間は、常に料金が発生しているため、トイレは極力5分以内で済ませましょう。
もちろん体調不良やトイレの順番待ちで長引く可能性もありますが、その場合は一度席に戻るほか、余計な寄り道をせず用を済ませたらすぐに席へ戻ることが大切です。
もし混雑などでやむをえず離席時間が長くなってしまった場合は、戻った際に「お待たせしてすみません」とひと言添えましょう。
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キャバ嬢が実践するトイレ対策のコツ
トイレによる離席は仕方がないことではありますが、もちろん接客中にトイレに行かずに済むのであれば、それに越したことはありません。
そのため、キャバ嬢として働く際は、極力トイレに行かなくて済むよう対策しておくことも大切です。
キャバ嬢のトイレ対策
- 利尿作用のあるものを飲みすぎないようお酒を選ぶ
- 休憩中や待機中に極力トイレを済ませておく
- 頻尿がひどい場合は医療機関の受診も検討する
キャバ嬢ができるトイレ対策について、詳しくご覧ください。
利尿作用のあるものを飲みすぎないようお酒を選ぶ
接客中のトイレ回数を減らすためには、飲み物の選び方が重要です。
ビールやハイボールなどのアルコール飲料、コーヒーや緑茶などカフェインを含む飲料は利尿作用が強く、短時間で尿意をもよおしやすくなります。
飲酒はキャバクラ接客において避けられないことではありますが、そのなかでも利尿作用の弱い飲み物を選ぶことがポイントです。
トイレ対策における飲み物の選び方
- ロックのカクテルやジュース割り
- アルコール度数が低いサワー
- お湯割りのお酒
- ノンアルコールカクテル(モクテル)
カフェインを避けるほか、摂取するアルコール量や水分量を減らせる飲み物を選ぶことがポイントです。
ただし、甘いお酒は悪酔いしやすい方もいるほか、糖質を過剰に摂ることにもつながるため、飲みすぎは厳禁です。
カロリーや糖分量も確認のうえ、自分が無理なく飲めるものを選んで対策しましょう。
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休憩中や待機中に極力トイレを済ませておく
キャバクラに出勤する際に取り入れたい習慣が、休憩中や待機中に極力トイレを済ませておくことです。
出勤時に役立つ習慣
- 出勤直後や待機中・休憩中にトイレが空いているか確認する
- トイレが空いている場合は済ませておく
- 飲み物を多く摂った直後は早めにトイレに行く
- 取れの待ち時間が少ない時間帯や場所を把握しておく
特別トイレに行きたいと感じていないタイミングでも、接客の直前直後にトイレを済ませておくことで、接客中にトイレに行きたくなるリスクを抑えられます。
また、トイレは店内が混雑すればするほど混みやすくなるため、空いているタイミングで済ませておくことは非常に大切です。
店舗によっては、キャスト用トイレとお客様用トイレが別になっている場合もあるため、動線を事前にチェックしておきましょう。
頻尿がひどい場合は医療機関の受診も検討する
もし接客中のトイレ回数が異常に多い、我慢が難しいほど尿意が頻繁に起こる場合は、医療機関の受診も視野に入れましょう。
頻尿を疑うべき症状
- 1時間以内に何度もトイレに行きたくなる
- 尿意を我慢できず漏れそうになる/漏れる
- 排尿時に痛みや違和感がある
大量にお酒や水分を摂ったわけでもないのに頻繁にトイレに行きたくなる場合、膀胱炎や過活動膀胱の可能性があり、医療機関での治療で改善することも多い症状です。
なかには常飲している医薬品やサプリメントの副作用やホルモンバランスの乱れが頻尿につながっている場合もあるため、自己判断しないことは大切です。
早期に対処すれば、重大な病気や症状を見逃さずに対処できるだけでなく、接客にも余裕が生まれるでしょう。
まとめ:キャバクラ接客中のトイレは気遣いと対策を意識しよう
キャバクラでの接客中にトイレへ行くことは生理現象ではありますが、お客様の満足度や雰囲気を保つためには、タイミングや伝え方の配慮が欠かせません。
お客様に失礼のないよう、トイレに行く際はひと言断ってから離席して、なるべく早く済ませましょう。
飲酒や食事を伴うキャバクラでの接客だからこそ、体調とマナーの両方を大切にしながら、お客様との時間を最大限楽しむ工夫も取り入れてみてください。
もちろんキャバクラでは、接客の工夫だけでなく、働きやすい客層や環境が整えられた店舗を選ぶことも大切です。
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